ナガオカデンタルクリニック監修
三島・沼津 インプラント相談サイト
三島市、沼津市を中心とした静岡県東部、伊豆地方にお住まいの皆様へ
インプラントに関するQ&Aです。
インプラントは専門性の高い治療になりますので、年間100本以上手術経験のある歯科医師に診て頂くことをお勧めします。治療経験の少ない歯科医師では不安ですし、一人で治療できる人数には限りがありますので、多すぎるのは流れ作業的な分業の手術になり不安があります。充実した設備があり、経験豊富で解らないことを聞ける相性の良い歯科医師のもとでインプラントが可能か診断することが重要です。
「手術の時だけ遠くから先生が来て、普段は不慣れな先生が診てくれるだけで、質問ができない」というお話も多いです。インプラントは手術後の経過観察が重要なので頻繁に診てもらい、術者に状況説明を受ける必要があります。また、手術が終了してもまだ道半ばで、歯が付いて初めて完成です。出来ればそこまで技術力のある先生に診てもらうのが最善だと思います。
ヨーロッパでは上顎に鉄製のインプラントが埋まっている紀元3世紀頃のローマ時代の人骨が発見されています。また、中南米では下顎に貝で作られたインプラントが埋まっている紀元7世紀頃の人骨が発見されています。このように、インプラントの歴史はとても古いのですが、確実な治療法になったのは比較的最近です。1952年に金属のチタンを骨の中に埋めると骨と結合する現象が発見され、1965年にスウェーデンの医師ブローネンマルク博士により、初めてインプラントが人間に埋入されました。それからすでに四十年以上、第一号の患者さんは七十代で亡くなられた最後までインプラントを使って過ごされました。
不幸にして歯を失ってしまった時、抜く事ばかり気に掛けて、その後の事は二の次になってしまい、抜いた後歯科医師に相談すると、一般的に歯がある程度残っている場合にはブリッジ、歯があまり残っていない場合は入れ歯になる事が多いと思います。通常、歯科医師は国から指定されている保険治療のルールに従って治療方法を選択している為、保険治療のみで治療を希望する場合インプラントは選択肢に上がってきません。また予防と美容も保険治療のルール外の治療になります。歯科では矯正・インプラント・セラミック治療・ホワイトニングなど皆さんが行いたいと思う治療のほとんどがいわゆる自費治療とも言えます。
その為インプラントも考えたい方の場合、自費治療の話も聞きたいと歯科医師に伝える必要があります。ただし全ての歯科医師がインプラント治療を行っている訳ではありません。
かかりつけの歯科医師にインプラントを行っているか確認する必要があります。
歯を失った時従来の治療方法ですと①ブリッジにしたら、健康な歯を削り、ブリッジを支えている歯に負担を与えてしまう。②部分入れ歯にしたら、銀色のバネが見えてしまい、口臭が気になる。バネを掛けた歯が次々弱る。③総入れ歯にしたら、硬いものが噛めない。入れ歯と歯肉の間に物が詰まる。等の不満を多く聞きます。
インプラントの特徴は①硬いものが噛めるようになる。歯が固定され何でもおいしく食べられる。②隣の歯に負担を掛けず、バネが無く異物感が少ない。③歯1本の欠損から、全く歯が無い症例まで、様々なケースに幅広く使える。等多くのメリットがあります。
但し、手術が必要であり、全身疾患や精神疾患などで手術ができない方や自費治療の為予算の都合でインプラントを諦めなければならないケースもあります。
まずはご自分がインプラントを出来るかどうか、お一人で悩まずに専門家のお話を聞きに行きませんか?
歯を失った事によって、今まで当たり前だった毎日の生活が送れなくなる方が多く存在します。「家族と同じ物を食べる、イカ・焼肉・たくあん等硬いものを食べる、大きな口で笑う、カラオケを歌う、力を噛みしめる、旅行が楽しい」思い当たることがありませんか?高額なインプラントを入れてでも取り戻したいかつての生活が有ります。あなたは、歯を失っただけでなく、活力にあふれ充実した生活までも失っていませんか?私は多くの患者さんを治療して行くうちに、高額な治療であっても最も噛める治療法であるインプラントを選択される方が多く存在する事を知りました。私が専門的に欧米に勉強しに行くまで、患者さんの中にはインプラントの為に東京まで1年以上かけて治療している方も多くいらっしゃいました。今後は地域のインプラント治療を御希望の方のお役にたてれば幸いです。また歯を失った時の従来の治療法である、ブリッジや入れ歯は土台になる歯を傷つけます、その負の連鎖を断ち切るにはインプラントしかありません。最初に1本歯を失った際の治療の第一選択にインプラントがあれば、治療の為に隣の歯を弱らせる危険が減少されます。だからインプラントをお勧めするのです。
インプラント治療の欠点として、インプラントを埋入するための手術を受ける必要があるため、全身状態が良くない場合には適用が難しいこと、治療期間が長いこと、治療費が高額であることが挙げられます。 現在のインプラントは骨に結合するのですが、粘膜との結合が強くないため、天然の歯に比較すると感染に弱いことも欠点です。さらに、インプラント埋入予定部位に骨が十分に存在しない場合、治療が困難であることも欠点です。 またインプラント治療において問題が起きた場合には、その問題の解決が難しいことも欠点です。
○1~数本歯がない場合
・インプラント(ご自分の歯と同じように使用できます)
・ブリッジ(両隣の歯に維持を求めます)
・ノンクラスプデンチャー(バネのない入れ歯)
○複数本歯がない場合
・インプラント(ご自分の歯と同じように使用できます)
・ブリッジ(両隣の歯に維持を求めます)
・ノンクラスプ金属床(バネのない薄い入れ歯)
・金属床(精密な薄い入れ歯)
〇全部歯がない場合
・インプラント ブリッジ
(ご自分の歯と同じように使用できます)
・インプラント オーバーデンチャー
(2~4本のインプラントで入れ歯をフックにより固定するタイプ ご自分で取り外しができ、メンテナンスが可能)
・オール オン 4
(4~6本で入れ歯をねじ止め固定するタイプ ご自分で取り外しができないタイプでメンテナンスが難しく、ご本人がご高齢で寝たきりになった時ご本人・ご家族・介護者がメンテナンス出来ないため、当医院ではご本人の希望がない限り行っていません)
・金属床(精密な薄い入れ歯)
おそらく以上の事を羅列しても何が書いてあるか理解することは難しいでしょう。ですから歯を抜いたとき何がご自分に向いているか、専門家の意見を聞きに来ませんか?ぜひご相談ください。
全国約7万件の歯科医院のうち、約2万件がインプラントを診療科目にし、その中で約8割(約1万6千件)が年間植立本数30本以下で、年間植立本数100本以上の歯科医院は全体の約3~4%(約600~800件)と言われています。骨が有る場所へのインプラント手術は比較的簡単に出来るのですが、骨がない場所へのインプラント手術は経験の少ない歯科医師は出来ません。骨を作る技術を習得するには長い年月が掛かります。日進月歩で進む医療技術を習得する為、常に講習会に参加し続け、世界最新の技術を習得するには日本国内では勉強する事が出来ないので、欧米の講習会に参加する必要があります。その為経験不足の歯科医師に相談をしたためインプラントがご自分には出来ないと思い込んでいる患者さんも多く存在します。骨がなくできない場合もあるかもしれませんが、ほとんどのケースが造骨することでインプラントが可能になります。ぜひご相談下さい。
上顎骨には、上顎洞という空洞があります。上顎にインプラントを行うときには、この空洞より下の部分に、インプラントを埋入します。
しかし、その部分の骨が足りない場合、サイナスリフトかソケットリフトという処置を行って、上顎洞粘膜を持ち上げて造骨してインプラントを埋入します。
サイナスリフトは、ほとんど骨がない場合に上顎洞の前方から歯肉を切開して手術を行うため、手術時間がかかり、患者さんの負担も大きくなります。
一方ソケットリフトは、インプラントを埋入するのに少し骨が足りない場合に、インプラントを埋入する部位のみからアプローチするため、手術の負担が比較的軽くなります。
インプラントの10年後の生存率は、メーカーによって異なりますがおおよそ95%ぐらいと言われています。ただしこれは、平均寿命であって定期的なメインテナンスを受けることでこの日数を延ばすことが可能です。また逆に口腔内に影響を及ぼす糖尿病などの全身疾患に罹ったり、メインテナンスを怠ったり、喫煙をすると寿命が短くなります。
①若かりし頃のご自分の歯に戻る方法として、8~10本のインプラントで12~14本の歯を作ります。見た目も咬んだ感触もほぼご自分の歯と遜色ない状態に回復します。欠点としては最も高額な治療費が掛かります。
②4~6本のピンクの床が付いた歯をネジで止める方法が有ります。この方法はピンクの床の下の汚れが取れない、奥のインプラントのネジが緩み、破折しやすい等の重大な欠点がある為、当医院では取り扱っていません。
③2~4本のインプラントで入れ歯を固定します。こちらはインプラントに雄、入れ歯に雌のコネクターを付けはめ込みます。利点としてはがっちり動かず・外れない。少ない本数でできリーズナブルです。ご自分で外せるので清掃ができ、入れ歯が割れた時もお預かりして修理できます。最大の利点としては、骨が有る所を探してインプラントを植えるので手術が簡単で、年をとり万が一寝たきりになっても、介護者が練習をすれば入れ歯部分を取り外し清掃ができる点です。
もちろん食べられます。世界中の人がインプラントを選ぶのはそのためです。ともに元気に歩むためインプラントをご夫婦でされる方もいます。どちらか一方の歯がなくても食事が楽しくありません。歯がないことで認知症になる確率も上がります。いつまでも健康にいるために、インプラントで以前の歯があって何でも食べられた生活を取り戻しましょう。
インプラントは顎骨に直接植込むので外れません。インプラントと上物の歯の部分はネジか外すことが可能な接着剤で固定します。ネジの場合はご自分で外すことはできません。外すことが可能な接着剤の場合は、通常はご自分で外すことができませんが、メンテナンスを怠り長い期間そのまま使用していると経年劣化で突然外れることがあります。
骨がある場合と水平的に骨がなく造骨した場合はセラミックを被せると自然できれいな仕上がりになります。歯周病などで垂直的に骨がない場合は、歯の長さが長い歯に仕上がりますが、長くなってもその部分は唇で隠れるため他人の目に触れることはございません。 但し出っ歯の方は見えてしまう可能性があるので、どうするのかご相談になります。
理想としましては3本入れた方が良いですが、インプラントを入れるスペースが狭い場合や、ご予算の都合で2本インプラントを入れて、1本偽物の歯を付ける、インプラントのブリッジが可能の場合があります。ケースバイケースなのでインプランのトブリッジが可能な場合は必ずお伝えしております。
大きな違いは歯があるときの治療が差し歯で、ない時の治療がインプラントになります。差し歯は虫歯が大きくなり神経まで達した時、形を回復するために柱を立て、その上に歯に似せた冠を被せる治療法です。インプラントは歯が無い所の骨に手術を行いチタン製のネジを植込み、ネジに柱を立てその上に歯に似せた冠を被せる治療法です。
「1本だけ歯がないところをインプラントにして、奥歯は保険の銀歯にしたいけど無理ですか?」というお考えの患者さんも多いです。他の悪いところの歯は保険診療で治療をして、インプラントにお金を掛けたいと思うことは間違っていないと思います。実際皆さんそうされています。
インプラント治療を行うには、インプラントを行うお口の環境が整わなくては手術を行う事は出来ません。順番としましては治療方針を決定後おおよその見積もりを作り①残せない歯の抜歯②歯周病治療③虫歯治療④インプラント治療に差し支えが有る歯並びの場合、歯並びの治療、以上が終了後、CT撮影しインプラント・シミュレーション・ソフトで診断後、手術方法を決定し、コンサル時に最終見積もりが初めて分かります。インプラントは1本どのくらいの治療費か掛かるか電話でお問い合わせされる方がいらっしゃいますが、元々のお口の状態や手術方法によって治療期間やトータルの金額が変わりますので、一度相談をお受けになられて、おおよその見積もりを作られる事をお勧め致します。インプラントは、現在健康保険適用外の治療法です。治療費は決して安くはありませんが、皆さん家族と同じものを食べ、気兼ねなく大きな口を開け、笑い、歌って、辛い時でも歯を食いしばって頑張った、以前の生活を取り戻すため、入れ歯を卒業し高額であってもインプラントを選ぶのです。
豊橋市で安さを追求するあまりインプラントを洗剤で洗って使いまわしした事例があります。物には相場があります。それより極端に安いのには理由があります。私が知る限り技術や設備がある歯科医院で安さを売りにしている所はありません。インプラントの失敗や、安売りの自転車操業で経営破綻による失踪で、当院に多くの患者さんが相談に訪れます。インプラント失敗のリカバリーはマイナスからのスタートになり技術的に非常に難しく、二度手間で時間も費用も倍以上掛かります。体の事なので安さを選択の第一条件にされない方が良いと思います。
10が最高点で表しますと、技術力10点、知識10点、設備10点の最高点が理想ですが、技術力が10点、知識が10点、でもCTがない等の設備が3点なら総合力も3点になります。技術力が10点、設備が10点でも知識が4点なら総合力も4点になります。一番低い点数に引っ張られます。これは歯医者だけではなく、お寿司屋さんで知識を味覚に置き換えてみますと、高級そうな店の雰囲気、手先の器用な職人、でも味音痴ではおいしい寿司が握れないのと同じかもしれません。
インプラント治療は一口腔単位の歯科治療の中では最後に治す、歯の修復治療です。インプラント治療が従来の歯の修復治療と異なる点は、手術を伴うため、いったん完成した治療結果を簡単に変更できないことです。治療の結果を永続させるためには,残った歯,残った歯の歯周病の状態、および嚙み合わせの状態が長期的安定を得られる状態で居続けられることが重要です。そのため、インプラント治療を開始する前に歯周治療により歯肉と骨の安定を得て、さらに嚙み合わせに問題がある場合は歯の被せ治し、あるいは歯列矯正治療などで嚙み合わせ状態を整える必要があります。さらにインプラントに近接して歯根に膿の袋を持った歯が存在し、治癒が得られていないと、術後に悪化し、インプラントに感染してインプラント周囲炎でインプラントが抜けてしまう恐れがあるため、インプラント手術前にはすべての歯を良い状態にしておく必要があります。
インプラント治療は一口腔単位の歯科治療の中では最後に治す、歯の修復治療です。インプラント手術を行う前に他の歯から治療しなければならないので、お一人お一人歯の状態が違うため、そこでどの程度期間が掛かるか違ってきます。インプラントは骨と結合して固定されるのですが、手術後安定するのに硬い下顎で3か月、柔らかい上顎で4か月、骨を一から造骨して6か月待ちます。その後歯肉からインプラントの頭を出す2次手術を行い、1か月くらい傷口が治るのを待ち、被せ物の型取りを行い、2~3週間後に歯が出来上がって来ます。長い道のりなので完成後大切に使って頂きたいと思います。
視診、問診、写真、模型診査、レントゲン、CT、噛み合わせ検査、虫歯検査、歯周病検査、顎関節検査、開口量検査、血液検査、今までの病気の歴史、今現在の病気、服用している薬、血圧検査、血糖値検査などを行います。最近の健康診断や人間ドックなどでデータが解る場合は省略する検査もございます。
お口の周りには上顎洞や動脈・静脈・神経など、インプランントの手術の時に傷付けてはいけない組織が多く存在します。レントゲンは立体的な実物の顎の骨を、平面的な二次元に映し出しているので、奥行きが解りません。CTは立体的な実物の顎の骨をそのままの状態でパソコン上に反映致します。当院の場合はCTデータを基にインプラント・シミュレーション・ソフトで治療計画を作成いたします。以前東京でCTを撮影せずに行ったインプラント手術で死亡事故がありました。安心安全な手術を行うには必ずCT検査を行う事をお勧めいたします。
チタンあるいはチタン合金のインプラントを用いてインプラント治療を受けた場合、そのインプラントがMRIによる画像診断に影響を及ぼすことはありません。しかし、インプラントの上部に磁石が付いた構造物が装着されている場合には、MRIの画像が乱れることがあるので注意が必要です。また、チタンのインプラントが埋まっていることによって、CTによる画像診断が影響されることもあります。
放射線量を表す単位をμ㏜(マイクロシーベルト)と言います。1人当たりの自然放射線世界平均(年間)2400μ㏜、医科用頭部(上下顎)CT撮影(1回)約1500~2000μ㏜、東京―ニューヨーク航空機利用(往復)200μ㏜、当院のドイツ・シロナ社製の最新歯科用CT撮影(1回)70μ㏜、パノラマ撮影(1回)約14μ㏜、セファロ撮影(1回)約1.3μ㏜になります。医科用のCTは線量が多いので生死に係わる診断ではなく、インプラントのために撮影する時はなるべく高性能歯科用CTで撮影する事をお勧めします。
インプラント手術の成功率は世界シェア上位7社以内に入る信頼性の高いメーカーの製品を採用していれば、95%以上の成功率が有ると言われていますが、逆を言えば原因の有無に関わらずどんな名医が手術を担当しても、5%は骨と付かない可能性があります。言い換えれば年間100本インプラントの手術を行う場合5本は骨と付かない可能性があります。喫煙される方や粗悪なインプラントを使用した場合の成功率はさらに下がります。
但し、インプラントは今現在もっとも噛める治療法であり、現在までに世界で800万人以上、日本でも100万人以上の方が治療を受けていると言われています。そして全ての出来ごとに絶対ということは無い以上、トラブルが発生した時に、歯科医師が早期にその事実を把握し、患者さんに真実を説明し、御理解を頂いた上で、リカバリーをすることの方がとても重要になります。
インプラント手術の成功率は高いです。とはいえ、残念な事ですが、インプラントと骨が結合しないこともあります。インプラントとの結合は「最善か、無か」のどちらかなのです。
それでは、結合しなかった場合どうなるのでしょうか。失敗はあってはなりませんが、人間のすることですから、ベテランの先生であってもあり得るわけです。
歯科医師は早期にその事実を把握し、患者さんに真実を説明し、ご理解いただいた上で、再治療をします。
ところで、穴を開けた歯槽骨がどうなるのか、きっとご心配でしょう。でも大丈夫です。歯槽骨は数ヶ月で元通りに回復します。そのための時間はかかりますが、再治療を問題なく行うことができます。
また、本来丈夫なインプラントも長期使用すると壊れてしまうことがあります。インプラント体のチタンは耐久性に優れた材料ですので壊れることは稀ですが、被せているセラミックの冠は、歯と同じ硬さに調整されているので、歯が割れてしまう状況下に置かれると割れてしまいます。そのような時は、被せ物のみを外して修理します。パーツを交換する修復です。
このように、再治療の余地が広いことは、インプラントの特徴です。お口の将来の変化にも、ブリッジを延長したり、総入れ歯をインプラントで固定して対応することもできます。また、代表的なインプラントシステムは世界中で使われていますから、海外であろうが容易に修理、あるいは治療が受けられます。
実は、インプラントにかかる力を分散させてコントロールすれば、インプラント自体が折れるトラブルは、まず起こりません。
適切な被せ物、マウスピースによる歯ぎしりのダメージ防止、メインテナンスによる噛み合わせチェックなどでトラブルを予防できます。
治療後の良好な状態を長期維持するためには、治療を担当した歯科医による定期的な経過観察(メインテナンス)が極めて重要です。 インプラント治療後に起きる問題を未然に防止するため、あるいは問題が起きても早期に解決するためには、メインテナンスが重要であることをご理解ください。
歯が歯周病になるようにインプラントも汚れが付いた状態が長く続くと、インプラント周囲炎という病気になります。最悪の場合それが原因で骨が吸収して、折角埋めたインプラントが腫れたのち抜け落ちます。再手術をご希望の場合骨を再生させる必要がある為、手術が大がかりになる事が予想されます。またインプラントは生涯動きませんが、ご自分の歯は経年と共に少し移動します。この為咬み合わせがずれる事により強くあたる場所が削れたり、割れたりします。このズレ補正の為定期的な咬み合わせの調整が必要になります。以上の事より3~4ヵ月に一度のメインテナンスがお勧めです。長くても半年に一度のクリーニングはしましょう。インプラントのメインテナンスは自費になりますが、以前の歯がなかった頃に逆戻りしない為に重要です。
インプラントと土台は小さなネジで接続されているのですが、メーカーごとドライバーが異なるため、基本的には手術を行った病院でメインテナンスもする事になります。年を取った時通いきれるか考慮に入れて病院選びをしましょう。
残念ながら保険では出来ません。定期的にクリーニングと嚙み合わせのチェックすることをお勧め致します。
理想としましては3か月に一度のペースですが、少なくとも半年に一度はメインテナンスされた方が良いでしょう。
通常インプラントは手術を受けた歯科医院でメインテナンスを行うのですが、そのようなご事情でしたら、診る事は出来るかもしれません。しかし昔の粗悪なインプラントをご使用の場合や格安インプラントをご使用の場合メインテナンス出来ない場合もございます。医療業界のメーカーは意外に吸収合併が多く、小さいメーカーは倒産のリスクが高いのです。倒産してしまいますと材料の取り寄せが出来ないため修理もできません、世界シェア上位7位以内の信頼できるインプラントをお勧めしております。
通常インプラントは手術を受けた歯科医院でメインテナンスを行います。東京など大都市やチェーン展開していて、格安を売りにしている歯科医院でインプラントをされて、メインテナンスは地元の歯科医院で行ってもらうというスタイルの診療をされている所もございますが。責任が持てませんのでメインテナンスはお断りすることが多いです。通常のしっかり治療されている所のインプラントでしたら診る事も可能かもしれません。
当サイトの監修医の私は大学を卒業してから東京の歯科医院で勤務していましたが、その時よりも今の方が知識も技術も上がっていると思います。私が知っている日本トップクラスの技術を持つ歯科医師も東京ではなく、奈良県や福島県など地方にいます。東京など大都市では歯がない方が少なく難しい症例が少ないので、インプラントに関しましては、歯がない人が多い地方都市の方が難しい症例を熟知している歯科医師が多いのかもしれません。私が所属するアメリカインプラント学会も地方都市の歯科医師の方が多く所属しています。地方都市こそ技術力のある歯科医師が多いので、年をとっても通いきれる歯科医院を選択される方が長い目で見ると得策かもしれません。
お口のクリーニングや嚙み合わせの調整などを定期的に行われなければ長く使用できません。インプラントは感染に弱く①家庭でのブラッシングを怠る②定期的なメインテナンスを怠る③感染しやすくなる糖尿病に掛かる④免疫力が下がる大病に掛かる⑤歯肉に慢性炎症をもたらす喫煙などがインプラントを弱らせる原因です。病気などご自分でコントロールする事が出来ない場合はしょうがないと思いますが、お口の中の細菌の数を減らすブラッシングや定期的なメインテナンスはご自分でコントロールする事が出来ますので、折角長い治療期間と高い治療費を掛けたので少しでも長く使用するため継続致しましょう。またタバコはインプラントの手術前後は禁煙になりますので、これを機会にやめましょう。
当院の手術は局所麻酔下で行われ、点滴で痛み止めを入れるため痛みはありません。また静脈内鎮静法・筋肉内鎮静法・笑気麻酔を使用しウトウトした状態でリックスして手術を受ける事が出来ます。手術後の痛みは痛み止めで痛みを感じることはございません。
手術中に静脈に点滴麻酔する静脈内鎮静法・筋肉注射する筋肉内鎮静法を使用しウトウトした状態でリックスして手術を受ける事が出来ます。中には前日眠れなかったのか、いびきをかいてスヤスヤ眠っている方も多くいらっしゃいます。血圧も安定した状態で手術できるので安全です。